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窓と夜とほっぺた vol.1 [少しふしぎな話し]

タイトル:窓と夜とほっぺた vol.1
(魔女のものがたり です)

登場人物:
川神 梨紗子(カワカミ リサコ) ... 魔女見習い → 魔女試験十級。頼まれると断れない性格。
その他 ...

本文:
 その夜、リサコは、めずらしく部屋で静かに勉強をしていた。

 なかなか解けない問題があり、リサコは、その問題の解き方を考えながら、無意識に、おでこを指で三回さわった。

 リサコの学校には、
 ○日の☆曜日の日に、指で三回顔のどこかにふれると、そこにニキビができると言われていた。

 その日は、ちょうど”○日の☆曜日”だった。

 リサコは、それを思い出し、机の上の鏡で自分の顔を見てみた。

 リサコのおでこにニキビは、できていなかった。

 リサコは、ほっとして、
「やっぱり……。あれは、ただの噂だったか……」
 と、つぶやいた。

 その後、リサコは、そばにあったお菓子に手をのばしかけたが、すぐに手を引っ込めた。

リサコ「ちょっと、外の空気にあたろう」

 リサコが、部屋の窓を開けると、見たことのない小さな虫が、部屋の中に飛び込んできた。

リサコ「ん……?」

 リサコは、それを目で追おうとした。

 しかし、その虫が、とても小さかったため、それが、どこにいったのかすぐに分からなくなってしまった。

 そのすぐ後、部屋の窓から一人の女の人が入ってきた。

 リサコの部屋の窓の外には、大きな宇宙船が、とまっている。

 その女の人は、リサコに、
「今、ここに、小さな虫が入ってきませんでしたか?」
 と聞いた。

 その女の人は、変わった質感のユニフォームを着ている。

 そのユニフォームは、どことなく地球のナース服に形が似ている。

 リサコは、その女の人を数秒ほど黙って見た後で、
「入ってきたようにも思います。

 けど……。

 あの……、失礼ですが、どちらさまですか?」
 と言った。

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女の人「申し遅れました。

 私は、宇宙保険局局員の○○○です。

 実は、ある星で捕獲した大変珍しい虫が逃げだしてしまいまして、
 今、それを探しているところなんです……」

リサコ「あ……、それでしたら。

 さっき、ちょっと変わった虫が部屋の中に入ってきたみたいですけど……。

 あれ~。あれは、どこいっちゃったんだろ……」

 リサコは、そう言って、部屋の天井のあたりを見た。

 その時、その虫が、まったく音をさせずに飛んできて、リサコの肩にとまった。

 しかし、リサコも、その女の人も、それに気づかない。

女の人「そうですか。それでしたら……」

 女の人は、ユニフォームのポケットの中から、錠剤ほどの大きさのカプセルを取り出すと、それをリサコの前に、ポトっと落とした。

 リサコの肩にとまっていた小さな虫は、そのカプセルが床に落ちると、リサコの肩のあたりの肌を一回刺し、その後、どこかに飛んでいってしまった。

 その虫は、まったく痛みを感じさせない刺し方をするため、
 リサコは、その虫に刺されたことに、まったく気づかない。

 床に落ちたカプセルは、すぐに大きくなって、リサコをその中に取り込んだ。

リサコ「こ、これは……?

 いったい、何のつもりですか?」

 リサコは、突然、カプセルに入れられたことに驚いて言った。

女の人「それは、念のため……です。

 その虫は、体の中にウイルスを持っています。

 その虫に刺されると、そのウイルスに感染して、刺した生き物をこんなふうに変えてしまうんです」

 女の人は、そう言って、自分を指さした。

リサコ「……?」

 リサコは、その女の人をじっと見る。

 その女の人は、とても美しく、スタイルも完璧に見える。

つづく

あとがき:
 読んでいただき、ありがとうございます。
 この物語は、フィクションです。

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