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心にイメージ vol.1 [少しふしぎな話し]

タイトル:心にイメージ vol.1
(魔女のものがたり です)

登場人物:
川神 梨紗子(カワカミ リサコ) ... 魔女見習い → 魔女試験十級。頼まれると断れない性格。
秘川 新那(ヒカワ ニイナ) ... 川神 梨紗子のクラスメイト。不思議なものが好き。
早川 優理香(ハヤカワ ユリカ) ... 川神 梨紗子のクラスメイト。ピアノ部。お嬢様。
その他 ...

本文:
 リサコは、魔法のテキストから、その人の心のイメージ世界に入り、それを見ることができる呪符を出した。

 その後、それの使い方について書かれている記述部分を読む。

リサコ「えーと、使い方は……、

 ”手でこの呪符にふれ、その後、その人、または、その人の持ち物にふれると、その人の心のイメージ世界に入ることができます……。

 そのイメージ世界に入ることができるのは、自分の意識だけです。”

 なるほど……」


 翌日、リサコは、学校にそれを持って行き、試しにそれを使ってみた。

 手でその呪符にふれた後、その手の指先で、秘川 新那の物にふれてみた。

 すると、リサコの頭の中に、明るくて、楽しいイメージが広がってきた。

リサコ「イメージどおりのイメージ……」

 その後、早川 優理香の心のイメージ世界に入ってみた。

 まず、リサコの頭の中に、優しいイメージが広がってきた。

リサコ「ふむふむ……」

 しかし、その後、暗くて、ひんやりしたイメージが広がってきた。

 そして、そのイメージの影響を受けてリサコの体がひやっとしてきた。

リサコ「ん?」

 リサコは、あわてて、早川 優理香の心のイメージ世界から出た。

 しかし、そこから出た後も、体は冷えたままで、しばらくぶるぶるふるえが止まらなかった。

リサコ「寒い……。なぜ、早川さんの心は、こんなになってるんだろう?」

 リサコは、早川 優理香が何かで悩んでいるんじゃないかと心配になった。


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 その日の放課後、
 リサコは、早川 優理香と一緒に帰り、
 それとなく早川 優理香に、何か悩みごとがないか聞いてみた。

 すると、早川 優理香はうつむいて、
「もし、よろしければ、今日うちによって、少しだけ話を聞いていただけますか?」
 と、リサコに言った。

リサコ「あ、う、うん」

 リサコは、早川 優理香の家に寄っていくことにした。


 早川 優理香の家 -- 。

 早川 優理香は、リサコを自分の部屋に案内し、コーヒーとお菓子を出してくれた。

リサコ「え、えーと、話って?」

 早川 優理香は、おもいつめた表情で、
「”ひのすけ”が、最近、元気が無くて……」
 と言った。

リサコ「ひのすけ?」

リサコ(ひのすけ? ひのすけって誰のことだろう? すけというくらいだから、たぶん、男の人の名前だよね?

 もしかして、早川さんの彼氏かな?)

リサコ「あの、ひのすけ……くんって……?」

 リサコが、早川 優理香に、”ひのすけ”のことを詳しく聞こうとすると、早川 優理香は、突然、号泣し始めた。

早川 優理香「うわーん……」

リサコ「え? あ、あ……。あの……」

 早川 優理香は、泣いてばかりで、とても話ができる状態ではない。

 リサコは、さっき使った呪符のことを思いだし、それを使ってみようと考えた。

リサコ「分かった。分かった。ひのすけくんのことは、まかせて。

 何か、ひのすけくんの持ち物ある?」

 早川 優理香は、泣いたまま、テーブルの下から”ひのすけ”のタオルをだし、それをリサコに渡した。

 リサコは、そのタオルを持って部屋を出て、その部屋のドアを閉めた。

つづく

あとがき:
 読んでいただき、ありがとうございます。
 この物語は、フィクションです。

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